ILPの開催について

今年度よりしきつの杜の利用者さんの「エンパワーメント」活動を模索しています。

いろいろと調べるとで「ILP」と呼ばれるプログラムを通して元気になっていこうという活動をしている「自立生活センター どんどん」を知りました。

そこで自立生活センターどんどんさんにお願いして「どんどん会議」という当事者会議に参加させてもらい、実際の活動をみることに。

当事者スタッフ主体の会議に参加する中で、しきつの杜で開催するILPの依頼を行い、ILP開催へのリーダー派遣をお願いし、快諾していただきさぁいよいよILPだぁとなっています。


「自立生活センター どんどん」さんの母体である「出発のなかまの会」のスタッフの方からどうせならILPのリーダー会議へしきつの杜さんからも参加して一緒に開催の準備をしませんか?という嬉しいお申し出を受けて、7月より3回の会議を開催。

様々な準備も含めてやっと9/18に1回目のILPの開催が決定しました。


わたしたちの活動母体でもある「日常生活支援ネットワーク」では「身体障がい」のある人たちの支援が中心でした。

私自身、なかなか知的障がいを持つ人たちの「エンパワーメント」に力を入れた活動をしてこなかったこともあり、今回の取り組みを通じて様々に新しい発見の日々を過ごさせてもらっております。


今回のILPについても「身体障がい者」にとっては「自立生活プログラム(Independent Living Program)」と明記することができ、「一人暮らし」を目的としたプログラムとなっています。


一方で「知的障がい」や「発達障がい」を持つ人にとってILPは「わたしらしく生きるためのプログラム」です。


・「エンパワーメント(自信をつけ、生きる力を持つこと)」

・「社会参加(生活のあらゆる場面への参加)」

・「セルフアドヴォカシー(嫌なことは嫌といっていいと知ること)」


この3つを基本理念とするプログラムで、どんどんさんのスタッフの言葉を借りれば「自分達が元気になって、出来ることが増えるプログラム」です。


どんどん会議にも参加した当事者の2人はILPの準備を通して、初めて「チラシ」つくりをしたり、当日の配布資料を作ったり、司会の原稿を考えたりと「初めて」に挑戦をする日々を送っており、会うたびに新しい一面を見せてくれて、見ているだけで嬉しくなる日々を送っています。


これから長い間ILPを通してしきつの杜の子たちもまたそうじゃない人たちも一人一人「わたしらしく生きる」力を身に着けていってくれればいいなぁと思います。


ルビはお手伝いしましたが、レイアウトや各ことばなど二人で一生懸命考えて、作った今回のビラです。


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しきつの杜

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