令和3年 報酬改定について その2
さて来年度に向けて報酬改定の会議が厚生労働省を中心に進んでおります。
本日は私たちしきつの杜にも関連のある障害児通所施設を含んだ議論。
資料を読んだだけで会議の雰囲気等はわからないですが
「放課後等デイサービス増えすぎ!」
「区分1(重度の子を50%受け入れてる事業所)儲けすぎ!」
って感じで来年度大幅な単価の削減がありそうな感じです。
どのくらいの影響が出るかにもよりますが、そろそろ放課後等デイサービスの右肩上がりの増加・成長にストップがかかるかもしれませんね。
資料を読む中で驚いたのが、「30分未満のサービス」が結構あるってこと。
一般の高校生とかかなぁと思ってたら、30分未満+学習塾としての私的契約みたいなケースだって。
放課後等デイサービスという名称になり、社会的に認知され支援を急がれた発達障害を含む児童の支援の場としてスタート。
しかしなぜか「儲かる」事業として社会に広まってしまい、純粋に子供たちの支援を行うことのほうが「間違っている」という論調になっているのを感じてしまい、どうにも解せません。
しきつの杜を立ち上げたころ、障害を持つ子たちの「居場所」が本当にありませんでした。小学校を卒業し、学童がなくなると特に。
学校に行き、家に帰り、食事が始まるまで一人で過ごすってのが普通の障害児たちの生活でした。
放課後等デイサービスがスタートする中で、色々な個性が集まり、しきつの杜を通して出会いがあり、卒業後もその関係が続いています。
療育だけではなく、ともに過ごし、遊び、成長していくことをもう少し評価してほしいと思います。
子供たちはすごい力を持っていて、子供たちが集まり、同じ空気の中で過ごし、色々な体験を一緒にする中で、光り輝く個性が成長していくと思っています。
レスパイト的な支援が否定されるのではなく、療育が子供たちの成長を願うものならば、療育だけではなく、色々な環境的要因でも大きく子供たちは成長していくものだと肯定してほしいです。
障害があるから一生「訓練」の人生なのか?
私はそんな風には考えていません
普通の子供たちと同じように「つかれたー」とダラダラする日があってもいいし、「頑張らない」って選択をさせてあげてもいいと思います。
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